シロアリは自分で駆除できる?再発させない駆除方法をプロが解説!
この記事では、自分でシロアリを駆除する方法について解説します!
「家の中にシロアリが出た!」
「シロアリって自分で駆除できるのかな?」
家の中に突如現れたシロアリ、すぐにでも駆除したいですよね。
ハチなどに比べて危険性が少なく、小さなシロアリ。
自力で駆除できないかな?と考える方が多いのではないでしょうか。
しかしほとんどの場合、自力でのシロアリ駆除は難しいんです。
たとえばあなたの家に現れたシロアリがイエシロアリの場合、巣に潜んでいる数も含めると、5万匹以上があなたの家に存在している可能性が高いんです。
そんなに多くのシロアリを自力で駆除するなんて…とてもじゃありませんが、現実的ではありませんよね。
「そもそも家のシロアリの種類がわからない!」
という方もご安心ください!
この記事では
- シロアリの種類の見分け方
- シロアリがもたらす被害
- 自分でシロアリの駆除ができる条件
- シロアリの駆除方法
についてシロアリ駆除のプロが解説いたします!
この記事を読み終わるころには、自分でシロアリを駆除できるかどうかの判断がつき、あなたに最適な行動をとる準備が完了しているはずです。
それではまいりましょう!
▶︎「今すぐシロアリを徹底的に駆除して欲しい!」という方は、こちら(TOPページ)からみんなのシロアリ駆除屋さんにご相談ください!知識豊富なスタッフが、あなたの家のシロアリを徹底的に駆除いたします。
この記事を監修した住宅の専門家
住宅建築の専門知識とスキルを活かして、お客さま1人1人にあった
リフォーム提案をする「リフォーム提案士」の資格保有者。現在はシロアリ
問題を解決するため、住宅アドバイザーとして活動中。
はじめに確認!シロアリの種類の見分け方
まずはじめに、あなたの家に現れたシロアリの種類を確認しましょう。
シロアリの種類を確認することは、自力での駆除が可能かどうかを判断する材料になります。
日本で被害が確認されているシロアリは、イエシロアリ/ヤマトシロアリ/アメリカカンザイシロアリ/ダイコクシロアリの4種類です。
それぞれの特徴を詳しくご紹介いたします!
なお、「今すぐ特徴を知りたい!」という方のために、この後ご紹介する4種類の特徴を表にまとめました。
ぜひ参考にしてくださいね。
(シロアリの種類を選択すると、それぞれの説明へとスクロールします)
シロアリの種類 | 分布 | 羽アリの見た目 | 兵アリの見た目 | 特徴 |
---|---|---|---|---|
イエシロアリ | 中部地方以西の太平洋側、四国、九州に多く生息 | 体が茶褐色で、羽は淡黄色 | 頭部が卵型 | 群れの数は50万匹以上で、被害が深刻になりやすい |
ヤマトシロアリ | 日本全国 | 体、羽ともに淡い黒褐色 | 頭部が四角形で、大きい | 水回り付近の床下や、湿った木材に生息する |
アメリカカンザイシロアリ | 関東地方中心 | 体と羽が黒色で、頭部が赤茶色 | 頭部が大きい四角形で、触覚の根元が太い | 乾いた木材に生息し、粒状のふんを排出する |
ダイコクシロアリ | 沖縄県や奄美大島以南、小笠原諸島 | 体が黄褐色で、羽は無色透明 | 頭部が全長の1/4を占めるほど大きい | 乾いた木材を好み、砂粒状のふんを堆積させる |
イエシロアリ
生息地 | 中部地方以西の太平洋側、四国、九州などの暖かい地域に多く生息 |
---|---|
羽アリ | 体が茶褐色で、羽は淡黄色 |
兵アリ | 頭部が卵型 |
特徴 | 群れの数は50万匹以上で、被害が深刻になりやすい |
イエシロアリは、最も深刻な被害をもたらすシロアリです。
イエシロアリの群れの数は5万〜100万匹にまで及ぶとされており、巣から100メートル以上離れた場所でも活動することがあります。
さらに、水分を運ぶことができるため、新しい乾いた木材であっても湿らせながら食害していきます。
これらの理由から、被害の進行が早く、重大な問題になりやすいんです。
また、イエシロアリの羽アリと兵アリには多くの特徴があります。
羽アリは体が茶褐色で、羽が淡い黄色です。
活動時期は主に6〜7月の湿った時期、夕方ごろに飛翔しはじめます。
巣の入り口周辺を歩き回る兵アリは、今回ご紹介したシロアリの中で唯一の卵型をしています。
他のシロアリとの区別は、兵アリの頭の形状で判断しましょう。
イエシロアリについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も確認してみてくださいね
▶︎イエシロアリは被害が甚大!見分け方と駆除方法をプロの駆除職員が教えます(別窓で開きます)
ヤマトシロアリ
生息地 | 日本全国 |
---|---|
羽アリ | 体、羽ともに淡い黒褐色 |
兵アリ | 頭部が四角形で、大きい |
特徴 | 水回り付近の床下や、湿った木材に生息する |
ヤマトシロアリはほぼ日本全国で発見されているため、ほとんどの家の被害はこのヤマトシロアリによるものが多いです。
流し台や風呂場などの水回りの床下、湿った木材など、水分が多い場所を好みます。
活動が盛んになる時期も、湿度が高い梅雨の時期がほとんど。
群れの数は1万〜3万匹とイエシロアリに比べて少ないですが、決まった巣を作らずに食害を進めていくことが特徴です。
エサとなる木材にそのまま住み着き、栄養を食べ尽くしたあとはまた次のエサ場に移動するんです。
続いて、羽アリと兵アリの見た目を確認しましょう。
ヤマトシロアリの羽アリは体、羽ともに淡い黒褐色をしているため、全体的に黒っぽいのが特徴です。
イエシロアリとは異なり、4〜5月の昼間に飛翔をはじめます。
兵アリの頭部は四角形で大きいのが特徴的ですよ。
ヤマトシロアリについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も確認してみてくださいね
▶︎ヤマトシロアリは日本全国で被害件数No.1!生態から駆除方法までを教えます(別窓で開きます)
アメリカカンザイシロアリ
生息地 | 関東地方中心 |
---|---|
羽アリ | 体と羽が黒色で、頭部が赤茶色 |
兵アリ | 頭部が大きい四角形で、触覚の根元が太い |
特徴 | 乾いた木材に生息し、粒状のふんを排出する |
アメリカカンザイシロアリは外来種のシロアリで、最も特徴的なのはその大きさ。
なんと在来種のイエシロアリやヤマトシロアリに比べて、2倍程度の大きさなんです。
主に関東地方を中心に発見されていますが、最近では九州地方にまで被害を拡大させています。
さらに、イエシロアリなどが湿った木材を好むのに対して、アメリカカンザイシロアリは乾いた木材を好んで住み着きます。
名前の“カンザイ”は「乾材」からつけられているんですよ。
また、アメリカカンザイシロアリは粒状のふんを排出します。
家の柱などの木材の周辺や窓枠の隙間などに1mm程度の粒が落ちている場合、アメリカカンザイシロアリの被害を受けている可能性が高いです。
羽アリは体と羽が黒色ですが、頭部が赤茶色になっているのが特徴的です。
また、兵アリはヤマトシロアリ同じように頭部が四角形になっていますが、触覚の根元が太くなっている点で見分けましょう。
アメリカカンザイシロアリについてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も確認してみてくださいね
▶︎【外来種が急増中】アメリカカンザイシロアリの生態と駆除方法(別窓で開きます)
ダイコクシロアリ
生息地 | 沖縄県や奄美大島以南、小笠原諸島 |
---|---|
羽アリ | 体が黄褐色で、羽は無色透明 |
兵アリ | 頭部が全長の1/4を占めるほど大きい |
特徴 | 乾いた木材を好み、砂粒状のふんを堆積させる |
ダイコクシロアリは生息地がとても限られているため、あまり見かけることはないでしょう。
世界中の熱帯地域、日本では沖縄県や奄美大島以南、小笠原諸島などに生息しています。
ダイコクシロアリもアメリカカンザイシロアリと同じように乾いた木材を好みます。
建物の柱だけではなく、木製の本棚やピアノなど大型の家財にも影響を及ぼす存在です。
被害箇所の周辺に砂粒状の乾いたふんを堆積させるため、その発見がダイコクシロアリの特定につながるでしょう。
無色透明な羽をもつ羽アリは、3〜11月の夜間に飛翔します。
兵アリは頭部が黒く、体の1/4を占めるほど大きいのが特徴です。
それぞれの種類の特徴について、わかりましたか?
羽アリの色や兵アリの頭部の大きさで、あなたの家に現れたアリの種類を特定してくださいね。
シロアリ被害の放置がNGな3つの理由
たしかにシロアリに悩んでいるけど、ついつい駆除を先延ばしにしてしまう…という方もいらっしゃいますが、それは危険です。
シロアリの被害は放置せず、早めの駆除が必要なんです。
なぜすぐに対処しなければならないのか?その理由は以下の3つになります。
- 目に見えないところで被害は拡大している
- 放置した分、家の修繕費がかかる
- 近隣トラブルに発展する必要がある
それぞれについて詳しくご紹介しますね。
目に見えないところで被害は拡大している
シロアリ被害は目に見えるところだけで発生しているわけではありません。
床下や天井裏などの確認しにくい場所の木材が、実は被害にあっていた…ということはよくあります。
さらに一見木材の表面上は問題ないように見えても、中身はすでにシロアリに食い荒らされていたなんてことも。
シロアリの被害にあっている木材は、叩いてみると空洞音がするほどにスカスカな状態です。
もし家の柱がボロボロな状態で、大きな地震がやってきたら…?たちまちその家は倒壊してしまいますよね。
日本は地震が多い国のため、ありえない話ではないはずです。
一つの家に住み着いているシロアリの数は数万を超えます。
家の柱や基礎に使われている木材は、あっという間にボロボロになってしまうんですよ。
また、家が鉄骨造りだからといって油断してはいけません。
構造がコンクリートであっても、部分的に使用されている木材を求めてシロアリは侵入してきます。
「もしかして我が家もひどいことになっているかも…」と不安になった方は、専門業者の床下調査で実際に確認してみることをおすすめします。
みんなのシロアリ駆除屋さんでは無料の床下診断を行っていますので、少しでも心配な方はお気軽にご相談くださいね。
放置した分、家の修繕費がかかる
当たり前ですが、放置すればした分だけ被害は拡大し、家の修繕費は高額になってしまいます。
「業者に依頼すると費用が高いんだよね…」という理由で駆除を先延ばしにしてしまう気持ちも十分わかります。
しかし、家の修繕費を考えると早めに依頼したことで結果的に安く済む、なんてこともあるんですよ。
近隣トラブルに発展する可能性がある
先ほどもご紹介しましたが、シロアリには羽アリと呼ばれる飛翔する個体もいます。
また、巣から離れた場所までエサを求めて活動する種類もいるほど。
「お宅からシロアリが移ってきた!」なんてトラブルに発展するケースもあるんです。
隣人との関係を円滑にするためにも、シロアリ被害は早めに対処することをオススメします。
シロアリは自分で駆除できるの?
次の条件のうち、一つでも当てはまれば自力での駆除は難しいでしょう。
その条件とは、以下の3つです。
- 種類がイエシロアリである
- 作業が難しい家の構造である
- 過去にシロアリ駆除に失敗している
それぞれについて詳しくご説明いたしますね。
1.種類がイエシロアリである
数多くのシロアリの中でも最も被害が深刻になりやすいイエシロアリは、駆除がとくに難しいとされています。
その理由は、次に示す通りです。
イエシロアリの数は5万匹以上
シロアリの繁殖を担う女王アリは、寿命が5〜10年以上といわれているほど長生きなんです。
生きているあいだ常に繁殖を行うため、シロアリの数はどんどん増えていきます。
その結果、巣ひとつあたりのイエシロアリの数は他のシロアリよりも多く、5万匹以上にもなるとされています。
「つい最近見かけるようになったから、まだそんなに増えていないんじゃ…?」と考える方もいらっしゃるかと思いますが、それはあくまで目に見える範囲での話。
目に見えない地中の巣では、すでに爆発的に数が増えていることがほとんどなんです。
数も多く、食害のスピードも早いイエシロアリを一匹残らず駆除することは、知識や経験のない方には難しいでしょう。
巣から100メートル離れた場所でも活動する
イエシロアリは活動範囲が広く、エサとなる木材を求めて100メートル以上移動します。
つまり家に現れたイエシロアリのみを駆除しても、根本的な解決にはなりません。
イエシロアリの巣の場所を見極め、適切な対処をとる必要があるんです。
これらの理由から、イエシロアリの自力駆除はおすすめできません。
2.作業が難しい家の構造である
のちに詳しく説明しますが、シロアリ駆除の方法は「ベイト工法」と「バリア工法」の2つがあります。
- ベイト工法:家の周囲に「ベイト剤」と呼ばれる毒エサを埋設し、それを巣に持ち帰らせることで巣ごと駆除する方法
- バリア工法:被害箇所の表面に薬剤を散布することでバリアを張り、シロアリを駆除する方法
ベイト工法を行う場合、家の周囲が土ではなくコンクリートで囲まれていると、ベイト剤を埋めることが難しいんです。
プロが設置する場合には特殊な工具を使ってコンクリートに穴を開けて設置しますが、経験のない方には難易度が高い作業になります。
また、床下などの被害箇所がせまく、人が入る隙間がない場合にはバリア工法の作業は難しく、薬剤が散布しきれないなど不十分な対処になってしまうことがあります。
3.過去にシロアリ駆除に失敗している
あなたは過去に、しっかりシロアリに殺虫剤をかけて駆除したにもかかわらず、また家にシロアリが出てしまった…なんて経験はありませんか?
実はその殺虫剤の使用が、失敗の原因なんです。
殺虫剤や虫除けスプレーを使ってしまうと、シロアリが警戒してさらに奥に逃げ込んでしまったり、分散して被害が拡大してしまいます。
これにより、すでに駆除するのが難しい状況になっているんです。
以上3つの理由をご説明いたしました。
自力で駆除できるのかな?と感じたら、まずはシロアリの種類や被害を受けた場所を確認してみてくださいね。
しかし、「やっぱり自力での駆除は難しいのかも…」と感じた方もいらっしゃることでしょう。
そんなときは、シロアリ駆除の専門業者に駆除を依頼することをおすすめいたします。
この記事の後半で駆除を専門業者に依頼することのメリットについて解説していますので、ぜひご確認くださいね。
▼シロアリ駆除を専門業者に依頼するメリットについて知りたい方はこちら(該当ブロックまでスクロールします)
シロアリを自分で駆除する方法3ステップ
自力での駆除ができそう!と判断した方のために、シロアリ駆除の流れをご紹介します。
自力駆除には3つのステップがあります。
①被害状況の調査
まずはシロアリの被害を受けている場所や状況を特定するために、調査を行います。
主な調査場所は、以下の通りです。
- 床下
- 天井や屋根裏
- 通気口の周り
- 庭や家の周囲の環境
- 台所下の収納など、水回り
床下や天井などでは、「蟻道」と呼ばれるシロアリの通り道を探しましょう。
シロアリは光や水分の蒸発を避けるために、土やふんを固めて作られたトンネルのようなものを通って移動します。
この蟻道があると、シロアリがいるサインです。
また、シロアリは湿った場所を好むため、台所やお風呂といった水回りはもちろん、床下の配管付近も重点的に調査します。
万が一配管に穴が空いて水漏れしていたために付近の木部が腐っていると、内部にシロアリが潜んでいる可能性が非常に高いです。
私たちプロは目視での調査に加えて、打診と呼ばれる音で確認する方法も行います。
柱や土台に使われている木材を叩き、音によってシロアリの被害を受けているかを判断するんです。
シロアリの被害を受けている木材は、叩くと空洞音がします。
打診によって、表面上はキレイな状態でも、内部はボロボロ…という状態を発見できます。
「家の床下に潜るのは抵抗がある…」という方は、専門業者の床下診断のご依頼がおすすめです。
②ベイト材を設置/薬剤を散布する
点検が完了したら、いよいよ駆除の開始です。
一般的に、シロアリを駆除する方法には次の2種類があります。
- ベイト工法
- バリア工法
どのような方法なのか?流れや必要な道具などをご紹介しますね。
ベイト工法
ベイト工法とは、家の周囲に「ベイト剤」と呼ばれる毒エサ入りのステーションを埋設する方法です。
ベイト剤には脱皮阻害剤という、シロアリの脱皮を防ぐことで死に至らしめる薬剤が含まれています。
このベイト剤を働きアリが巣に持ち帰り、みんなで食べることで巣ごと駆除できるんです。
バリア工法とは違い薬剤を散布する必要がないため、植物や人間に無害である点が特徴です。
ステーションには以下のようなものがあります。
こちらのステーションを、家の周囲を囲むように埋めていきます。
埋める深さは30cm程度です。
のちの点検のため、ステーションのフタがいつでも取り外しできる状態にしておきます。
効果を高めるために、建物から20〜30センチほど離れた位置に、最大3メートル間隔で設置しましょう。
ポイントは、隙間を作らずまんべんなく設置することです。
この商品はベイト剤とステーションが別になっているため、ベイト剤をセットする手間があります。
もちろんステーションとベイト剤が一体型になっているものもありますよ。
こちらのベイト剤は埋める以外にも、壁にできた蟻道の周辺に貼りつけることも可能です。
シロアリの通り道である蟻道に直接作用できるので、より高い効果が見込めますよ。
この商品にはビストリフルロンという脱皮阻害剤が有効成分として含まれており、公益財団法人文化財虫菌害研究所の認定薬剤のため、効果は保証済みです。
バリア工法
バリア工法とは被害を受けている木材や家の外壁に薬剤を散布し、シロアリを駆除するバリアを張る方法です。
ベイト工法に比べて即効性があり、一度の散布で広範囲での駆除ができます。
しかし空気中に薬剤が飛散するため、高齢の方や小さい子どもがいらっしゃる家庭では十分注意が必要です。
バリア工法は木部(木部処理)と土壌(土壌処理)の2箇所への薬剤散布が必要です。
それぞれに適した薬剤をご紹介しますね。
木部処理剤
白アリミケブロックは水で50倍程度に薄め、シロアリの被害を受けている木部に散布して使用します。
有効成分としてネオニコチノイド系のジノテフランという成分が含まれています。
ネオニコチノイド系はシロアリ駆除で最も使用される頻度が高い薬剤です。
特徴は「非忌避性」の高さで、シロアリに気づかれることなく駆除成分を体内に伝達させることができるというもの。
日本しろあり対策協会が認定している薬剤でもあり、人体への安全性も高いことが保証されていますよ。
土壌処理剤
土壌処理用のミケブロックです。こちらは100倍に薄めて使用します。
有効成分としてジノテフランが含まれており、日本しろあり対策協会の認定を受けているものです。
シロアリは基本土壌から侵入してくるため、蟻道がある場所一帯にまんべんなく散布しておきましょう。
また、薬剤を散布する際には電動の噴霧器を使用するとより簡単に作業できます。
作業時には薬剤が体内に入り込むことを防ぐために、必ずマスクと防じんメガネを着用してくださいね。
ベイト工法とバリア工法、どっちがいいの?
「2種類あるのはわかったけど、結局どっちがいいの?」と迷ってしまう方のために、それぞれの工法の概要、メリットやデメリットを表にまとめました。
ぜひ参考にしてくださいね。
ベイト工法 | バリア工法 | |
---|---|---|
概要 | 家の周囲にベイト剤と呼ばれる毒エサを埋設する方法 | 薬剤を散布し、シロアリを駆除する方法 |
メリット | ・巣ごと駆除できる
・安全性が高く、屋外での対策に優れる |
・一度の散布で広範囲の駆除が可能
・即効性があり、いますぐに解決したい人に最適 |
デメリット | ・効果が出るまでに時間がかかり、定期的な点検が必要
・費用が高額 |
・薬剤を使用するため、健康面で影響を受ける可能性がある
・床下に潜る必要があるなど、作業の難易度が高い |
ベイト工法は巣ごと駆除できることに加えて、安全性が高いというメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。
それは、バリア工法に比べて即効性が期待できず、効果が出るまで2〜3ヶ月かかってしまう点です。
さらに、設置してから定期的な点検が必要という手間もかかります。
そのため、今すぐになんとかしたい!という方にはおすすめできません。
対して、バリア工法は一度の散布で広範囲の駆除ができ、なおかつ即効性に優れる工法です。
しかし、薬剤を使用することによる健康上の影響、床下で作業するという難易度の高さがデメリットになってしまいます。
ふたつの工法のメリット・デメリットを考慮してどちらにするべきか判断してくださいね。
さて、駆除作業が完了したからといって、安心してはいけません。
次に、点検作業を忘れずに行いましょう。
③定期的に点検する
家に潜むシロアリの数は数万にも及ぶため、一度の施工で完全に駆除しきることは経験のない方には難しいんです。
そのため、定期的に被害箇所において、以下の点検を欠かさずに行いましょう。
ベイト剤の中身がなくなっていないか?
薬剤の効果が切れ、散布した場所にシロアリが発生していないか?
こちらを数ヶ月に一度のタイミングで確認してくださいね。
もし仮にベイト剤がすべて食べられてしまい中身が空っぽになっているにもかかわらず放置してしまうと、シロアリは別のエサを求めて移動してしまいます。
建物への侵入を防ぐためにも、数ヶ月に一度はたくさんのステーションの中身を逐一確認しましょう。
薬剤に関しても、雨などの影響で成分が流されてしまっている可能性があります。
効果の有無をしっかり確認しましょう。
もし「せっかく頑張って駆除したのに、被害が再発してしまった…」という場合は、自力での駆除が難しいということになります。
そんなときはシロアリ駆除の専門業者にご相談してみてくださいね。
シロアリ駆除を業者に依頼するメリットって?
「実際のところ、シロアリ駆除を業者に頼むと何がいいの…?」
「自分でやっても、業者にやってもらっても、一緒じゃないの?」
そう考える方もいらっしゃるかと思います。
しかし、シロアリの駆除を専門業者に依頼することは、最も確実かつ手っ取り早く被害を解決する方法なんです。
その理由は全部で3つあります。
あなたは何もしなくてOK
現地調査から駆除後の再発予防まで、すべてプロにおまかせできます。
あなたが狭い床下に入ることも、気持ち悪いシロアリの大群を見る必要もないんです。
みんなのシロアリ駆除屋さんでは無料の現地調査ののちに、必ず作業内容についてわかりやすく説明することを徹底しております。
あなたの希望にあわあせた施工を提案し、料金に納得された上で駆除を開始しますよ。
シロアリ被害を徹底的に解決してくれる
ここまでご紹介してきた通り、シロアリの駆除には生態や薬剤などの専門知識が不可欠なことに加え、床下での施工など不慣れな作業がつきものです。
さらにシロアリを一匹でも見逃してしまうと再発するリスクが高くなってしまうため、余すことなく駆除する必要があります。
正直なところ、一般の方がシロアリ被害を根本的に解決できる可能性は低いでしょう。
しかし、シロアリ駆除の専門業者には、豊富な知識と経験をもつプロの作業員が多数在籍しています。
被害状況をしっかり調査し、原因を突き止め、適切な工法を用いてシロアリ被害を徹底的に解決してくれますよ。
再発保証つきで安心
さらに、多くの業者には再発保証がついています。
万が一シロアリ被害が再発しても、無償で再施工してくれるんですよ。
これは決して業者に依頼しても再発する可能性が高いから、というわけではなく、むしろ技術に自信があることの表れなんです。
みんなのシロアリ駆除屋さんでは、最長5年もの再発保証がついています。
あなたのシロアリに対する悩みを完全に解決したいという、強い想いがあるからこそのサービスとなっております。
まとめ:シロアリ駆除はみんなのシロアリ駆除屋さんにおまかせ
この記事では自分でシロアリ駆除をしたい方に向けて、シロアリの種類の見分け方、自力で駆除できるかどうかの判断基準、駆除方法についてご紹介しました。
とくに重要なポイントは3つです。
- 駆除をはじめる前に、シロアリの種類を特定することが大切
- シロアリ被害は放置せず、すぐに対処する必要がある
- 自力でのシロアリ駆除は難しい場合がほとんど。そのため、専門業者に駆除を依頼するのがおすすめ
大切な家に危害を加える、やっかいなシロアリ。
あなたがもとの平和な暮らしに一刻も早く戻るために、今すぐにでも確実な駆除をはじめましょう。
みんなのシロアリ駆除屋さんは最短即日でスタッフが駆けつけます。
70,000件以上の実績を生かして、被害状況に合わせた最も効果的な施工内容をご提案いたしますよ。
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▼電話でのお問い合わせ▼
050-3132-0118
※無料相談・年中無休
それでは、あなたがシロアリに悩むことなく、安心して暮らせる日が1日でも早く訪れることを祈っています。
みんなのシロアリ駆除屋さんの山川がお送りしました。
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