みんなのシロアリ駆除屋さん

プロのシロアリ駆除屋さんが「シロアリのお悩み」について一緒に解決!
シロアリの専門家に相談する

【全長1〜2cm】これはシロアリの幼虫ですか?見分け方と対処法を教えてください。 兵庫県 Y.K

今朝、家の天井にイモムシみたいな虫が張り付いていました。
これはシロアリの幼虫でしょうか?


カブト虫の幼虫を小さくして長くしたような感じで、全長1〜2cmぐらいの大きさです。
羽はなく、全身が透明〜茶色をしていました。

殺虫スプレーをかけようとしましたが、逃げられてしまいました。

我が家はもうシロアリの巣ができてしまっているのでしょうか?
次に発見したときの対処法も教えて下さい。

(兵庫県 Y.K)

シロアリの幼虫はほとんど巣から出ません。おそらくシロアリの「ニンフ」「羽アリ」のどれかです!

こんにちは! みんなのシロアリ駆除屋さんの山川です。
Y.Kさんが見かけた幼虫とは、このような見た目ではありませんでしたか?

(※シロアリの写真が出てきます)


 

シロアリの幼虫


もしあっている場合、いただいた虫の特徴から判断して、おそらくシロアリの「ニンフ」「職アリ」もしくは「羽アリ」が羽を落とした姿ではないかと思われます。

というのも、シロアリの幼虫は地中にある巣の中心部にまとまっているため、外に出てくる機会はめったにないのです。

また、1〜2cmという大きさから判断しても、シロアリの幼虫にしては少し大きめかな…と思いました。
シロアリではない、他の虫の可能性もありますね。

また、「家にシロアリの巣ができているかどうか」ですが、これは床下に潜ってみないとなんとも言えません。
近所からシロアリの羽アリが飛んできて、つがいを見つけるために天井に張り付いていただけ…ということも考えられます。
 

できれば今すぐにでも、プロのシロアリ駆除業者に床下診断を依頼してほしいです!

自力で対処する場合、むやみに殺虫スプレーをかけるのはよくありません。
ヤマトシロアリといって、殺虫スプレーのような強い刺激を与えると、大本となるコロニーが危険を察知して、さらに家の奥に潜ってしまうことがあるからです。

まずはプロの職員に現場を見てもらい、シロアリの種類と被害規模を特定してもらいましょう!

みんなのシロアリ駆除屋さんは、無料の床下診断を実施しています。「家にシロアリがいるかどうか見てほしい」という方は、こちら(TOPページ)からお気軽にご相談ください。

床下のシロアリ消毒1,320円/㎡〜

また、この記事を読んでいる方の中には、純粋にシロアリの幼虫の生態について知りたい方、他の虫との見分け方を知りたい方もいらっしゃるかと思います。

そこで、この記事の本文で次の内容をくわしく解説していきたいと思います。

  • シロアリの成長の仕方
  • シロアリの幼虫の大きさ
  • シロアリの幼虫の発生場所
  • シロアリの幼虫と他の虫の見分け方

それではまいります!

この記事を監修した住宅の専門家

この記事を監修した住宅の専門家

住宅リフォームのスペシャリスト中川

住宅建築の専門知識とスキルを活かして、お客さま1人1人にあった
リフォーム提案をする「リフォーム提案士」の資格保有者。現在はシロアリ
問題を解決するため、住宅アドバイザーとして活動中。

リフォーム提案士取得

シロアリはどのように成長する?

シロアリの幼虫は、1匹の女王アリと王アリのつがいから誕生します。

卵から孵った幼虫は、働きアリと同じ役割を持つ職アリ、門番の役割を持つ兵アリ、羽アリになる前のニンフなどの階級へと成長していきます。

ここで重要なのが、シロアリの幼虫と成虫で、外見がほとんど変わらないことです。

シロアリの幼虫は成虫を小さくした見た目

シロアリの進化


シロアリは「不完全変態」と呼ばれる成長の仕方をします。 不完全変態とは「幼虫も成虫も体の構造が変わらない」生き物の成長構造のことです。

そのため、シロアリの幼虫は成虫と同じ見た目をしています。
共通する特徴をまとめてみました。

  • 胴体にくびれがない
  • 触覚が数珠状で節がない
  • 体の色は乳白色〜部分的に茶色

バッタやコオロギなども不完全変態の昆虫です。
ちなみに、シロアリと同じ区分に属するゴキブリの幼虫も、生まれたときから触覚と足を持っています。

見た目が変わる「完全変態」の昆虫

一方、カブトムシや蛾などの虫は、成長する過程で姿かたちが変わります。

卵から孵化したときは、芋虫のような幼虫の姿で誕生します。
その後、蛹にくるまれて、やがて成虫として羽化するのです。

このような成長の仕方を「完全変態」といいます。
完全変態は幼虫から成虫に成長する際に全く違う姿に変わるため、「蛹」というインターバル期間があるのです。

蝶や蛾、蚊、蝿、ハチ、アリもこのタイプです。

「茶色いシロアリの幼虫」は羽を落としたシロアリの成虫の可能性

一般の方が「茶色いシロアリの幼虫」と認識している虫のほとんどは、羽を落としたシロアリの姿だったりします。

羽アリは他のコロニーにいるつがいと出会い、新しい巣を作るために外に出ていく役割を持っています。

しかしすべての羽アリが巣を飛び立ち、子どもを作れるわけではないため、羽アリだったものが羽を落として職アリに変化する例も珍しくないのです。


シロアリは幼虫と成虫の見た目がほとんど変わりません。
ということは、両者の違いをひとことで言うと、「大きさ」ということになります。

幼虫の大きさは1mmあるかないか

シロアリの幼虫の大きさは、1mmあるかないか。
肉眼で見えるか見えないかぐらいの小ささなんです。
 

シロアリの幼虫の大きさは1mm前後


なので一般の方から「シロアリの幼虫を発見した!」とお問い合わせをいただいたときは、シロアリの成虫や、他の虫と勘違いされているケースが多いです。

シロアリ1つとっても、兵アリ、職アリ、ニンフ、羽アリ…と、さまざまな階級が存在します。

上記のいずれかに成長したシロアリも、全長3〜7mmほどの大きさです。
これは他の虫と比べて、かなり小さな体といえますよね。

シロアリの専門家でない方が、幼虫と間違えてしまうのも無理のないことです。

シロアリの幼虫は王アリのフェロモンによって役割が変化する
卵から孵化したシロアリの幼虫は、すべて同じ姿をしています。

しかしシロアリの役割は、シロアリの王が分泌するフェロモンによって決められているため、成長する過程でそれぞれの役割に変化していきます。

ただしシロアリのコロニーでは、女王アリが死んでしまったときの代わりや、一定数の兵アリが必要となるため、最初は職アリや羽アリとして生まれた幼虫も、臨機応変に兵アリや女王アリへ変化していきます。

シロアリの幼虫はどこに発生する?

シロアリの幼虫は、女王アリとともに巣の中心に控えています。
そのため、巣の外で見かけることはほとんどありません。

外で見かけるシロアリはほとんどが成虫です

外で見かけるシロアリはほとんどが成虫


ときどき地中に近い場所、たとえば庭に打ち込んだ杭の土に埋まっている部分や、プランターや盆栽を載せる木の台の接地面、庭に積んだ木材の羽目板の間などに、シロアリがくっついていることがあります。

ここで確認できるのは巣の近辺を警護する兵アリやエサを運ぶ職アリで、さらに掘り進めることで、やっと女王アリや幼虫にたどり着く場合がほとんどです。

シロアリの羽アリが外に出てくるシーズンは4〜6月ごろです。
このような点も、シロアリを特定する際の判断材料にしてみてくださいね!

シロアリの幼虫によく似た虫と見分け方

シロアリと間違えやすい他の虫と、その見分け方を見てみましょう。

  • 触覚や足がなく、触ろうとすると白い糸を出す
    ⇛蛾の幼虫の可能性
     

  • 触覚や足がなく、ゴミの周辺に集まる
    ⇛ハエの幼虫の可能性
     

  • 触覚や足がなく、近くに泥状の塊(巣)がある
    ⇛アシナガバチやドロバチの幼虫の可能性
     

  • 触覚と足があり、全長1mm以下の茶色の虫(カメムシを小さくしたような形)
    ⇛トコジラミの可能性(寝ている間に複数箇所を吸血し、どんな部位も刺す。刺されると強いかゆみを伴う)
     

  • 小さな触覚と足があり、乳白色で0.3~1.0㎜ほどの大きさ
    ⇛ダニの可能性(二の腕、太腿、お腹などの柔らかい部分を複数箇所刺された場合)
     

  • 茶色で長い足を持ち、ジャンプ力が強い、大きさ1〜4mmほどの虫(とくに猫を飼っている方)
    ⇛ノミの可能性
     

  • 触覚と足があり、乳白色で体節を持つ、大きさ1mmほどの虫(畳や障子、古い本などの上に湧く)
    ⇛チャタテムシの可能性

「チャタテムシ」ってどんな虫?

「チャタテムシ」という名前を聞いたことがない方もいるかもしれませんね。
チャタテムシとは、体長1mm前後で触覚と足を持つ、シロアリとよく似た虫です。

チャタテムシ

畳や障子、古本などを好むため、別名「本シラミ」とも呼ばれています。
本の中に白い小さな虫が素早く動いているのを見かけたら、それはきっとチャタテムシです。

湿気が多いじめじめした場所を好み、夏から秋にかけて多く発生します。
 

チャタテムシは吸血による被害こそないものの、アレルギーや咳の原因になったり、ツメダニなどの他の害虫を寄せ付ける可能性があります。
チャタテムシを1匹ずつ駆除するのは難しいので、掃除やカビ対策をきちんとして、自然消滅を待ちましょう!

まとめ:シロアリの幼虫がいるか悩んだら業者へ相談しましょう

以上、シロアリの幼虫について紹介しました。
この記事で重要なポイントは次の3つです。

  • シロアリの幼虫は1mmあるかないかの大きさで、肉眼では確認しづらい
  • シロアリの幼虫は巣からほとんど出ないため、外で見かけた場合、シロアリの成虫や他の虫と勘違いしているケースが多い
  • シロアリとよく似た虫には、ハエの幼虫、トコジラミ、チャタテムシなどがいる

「家に出た虫が何という名前なのかわからない…」
「家にシロアリの巣が作られているか見てほしい!」

こんなお悩みをお持ちの方は、ぜひみんなのシロアリ駆除屋さんにお気軽にご相談ください。
無料の床下診断で、シロアリの種類と巣があるかどうかを点検いたします!

▼電話でのお問い合わせ▼
050-3132-0118
※無料相談・年中無休

床下のシロアリ消毒1,320円/㎡〜

それでは、あなたがシロアリのお悩みを解消し、安心して暮らせますように。
みんなのシロアリ駆除屋さんの山川がお送りしました。

累計70,000件の問い合わせ実績あり。みんなのシロアリ駆除屋さんのポリシー

シロアリの悩みを専門家に相談したい

悪質な業者にあたって、高額請求されたら嫌だ

雑な施工をされて、シロアリが再発しないか不安

みんなのシロアリ駆除屋さんは、累計70,000件のお問い合わせ(※)をいただいた経緯から、シロアリ被害に遭われたお客さまがご心配されるポイントを心得ております。(※2018.11時点)

1人でも多くの方のご不安を取り除き、適切な対策をしていただくために、下記の3つの約束をモットーにシロアリにまつわる情報発信と駆除・予防業務を行っています。

3つのお約束

次の3つの約束で、あなたの大切なお家をシロアリ被害から守ります。

1.シロアリのお悩みを無料でお伺い 2.お見積もり後の追加費用なし 3.施工から5年間のアフター保証
スピード対応、
低価格のシロアリ駆除
シロアリ駆除・予防の工賃1,320円/㎡〜
被害状況がわかる現地調査無料!
詳しく見る
シロアリ駆除の豆知識一覧
よくある質問一覧